『生理を、仕事にする。』を読んだ。
これは男女問わず、というか世界中に読んでほしい本かもしれない。
www.ajuma-books.com
この本は、かつて生理用品のバリエーションが乏しかった台湾に革命をもたらした女性たちの物語であると同時に、台湾、ひいてはジェンダー全体における社会学の本だと思う。
経血を流す女性が不浄のものとされてお参りなどができなかったという意外な歴史や、日本のように生理は隠して生きるものだったこと。月経カップを開発しようとすると医療用品としてたくさんのステップを踏まなければならなかったこと。そのいろんな障壁を、女性によりよい選択肢を知ってもらうために奮闘して乗り越えたことが伝わってくる。
生理用品を作った起業家たちは、月経教育にも力を入れ、コミュニティでタンポンや月経カップの使い方について丁寧にコミュニケーションしていった。台湾には今では月経博物館があるくらいなのだ。日本のSNSでも、台湾の生理用品は良い!という声が聞こえてくる。
ideasforgood.jp
かつては生理用品のバリエーションが少なくて……というスタート地点から、今の台湾はすでに日本を圧倒的に飛び越えているんじゃないだろうか。この本で紹介された月経カップも、花の形と折り込み部分で漏れを防ぐというところにオリジナリティがある。
www.fullmoongirl-cup.com
私が小さい頃は、生理は男女別で教わるものだった。今はどうなんだろう?避難所でのナプキン事情や、生理用品の非課税を訴える声に対する反応を見る限り、生理に対する理解や扱いはかなりレベルが低い気がする。それは生理は女性が一人で我慢するのが当たり前で、男性は関係ないように社会が扱ってきたせいなんじゃないか。
実際、私も生理痛はどんなに辛くても仕方がないものなんだと思いこんでいたけれど、インターネットのおかげで薬の存在を知ることができて、今ではジエノゲストを服用している。それもあって人並みに仕事ができるような生活を送れている。先日もジエノゲストに興味を持った知り合いがいたので、婦人科で相談してみて!と背中を押したところだった(ちなみに!!生理痛がしんどい人!!!我慢しないで婦人科にいってね。病気の可能性もあるし、薬で夢のように楽になることもあるからね!!!これを読んでるのが男性だったら、パートナーや家族が生理痛で苦しんでたらそっと婦人科受診をおすすめしてあげてね!!お願いします!!)。
そういうわけで、素晴らしい起業家の話だけでなく、人類全体がハッピーで平和になるためには長い道のりがあり、私もできることをやっていきたいなと思う次第であった。翻訳してくださった方に感謝感謝である。