スリランカでリセットしてきた話

9月は振り返る暇もなく、10月ももう終わろうとしている。

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今年の頭にやりたいことを書き、毎月ブログで振り返るというのをやっていた。

①異国料理のZINEを出す

②運動を習慣化する

・月の平均歩数を7000歩にする

ピラティスに引き続き通う

③読書DAYを作って集中して読む

・最低でも月に2回、ZINEで忙しいときも

④美味しい店に友人と行く

⑤体がほぐれているな〜という状態を作る

しかし9月に仕事が一段落すると完全に腑抜けてしまい、何をしていても身が入らなかった。これが燃え尽き症候群というやつか……?となり、思い切ってスリランカアーユルヴェーダホテルに泊まってきた。

ジェフリー・バワ建築のホテル

ジェフリー・バワ建築のホテル

部屋がすごく広い

部屋がすごく広い

 

この宿にはウェルネスのための宿泊プランがあり、今回は贅沢してそのプランで宿泊することにした。アーユルヴェーダの医師がいて最初に問診してもらえる。朝は90分のマッサージ、そのあとスチームサウナ、ランチを食べて休憩したら90分のマンツーマンヨガセッション。自由にプールで泳いだり瞑想のセッションを受けることもできる。楽園のような場所で、自分の回復に集中するいい時間だった。海外にきて宿から出ないなんてほぼ初めてだった気がする。

ジェフリー・バワの建築は屋内外の隔たりが極力排除されているのが特徴で、木や石が取り除かれずそのまま残されているらしい。ホテルの目の前には湖があり、常に開放感があった。有料オプションでボートにのせてもらい、湖をモーターボートで回った。小さな島やマングローブがあり、そこになんと猿がいた。

ホテルの前にある湖をモーターボートで回ることもできた

ホテルの前にある湖をモーターボートで回ることもできた

猿はすごく大人しくて毛並みも綺麗

猿はすごく大人しくて毛並みも綺麗

 

スリランカ式のカレーはスパイスと果物で無限の味付け、奥行きが出る

スリランカ式のカレーはスパイスと果物で無限の味付け、奥行きが出る

食事はすべて宿でとった。どれもとにかく美味しい。カレーといっても、インドで食べるそれよりも油っぽさが少ないのが嬉しい。どうやら油よりもココナッツミルクを使うのがスリランカ流らしい。

 

この旅も言ってみれば今年やりたいことにつながっている気がする。とても良い旅だったのでZINEにしようと思っているし、スリランカ料理の店に友人たちを連れていきたい。書ききれないことがある。コロンボに移ったときに蚊に刺されてとんでもなく痒かったとか……。

 

来月も体を大切にしつつ過ごしたい。

 

 

 

そういうわけだから秋は2ヶ月くらいほしい

最高気温は18℃で最低気温が15℃、それくらいの日が2ヶ月くらい続いてほしい。もちろんその間は晴れていてほしい。

そんな日に何をしたいかというと、まず散歩がしたい。散歩はどんなシチュエーションでもいい。一人で近所でも、海辺でも、知らない街でも歩く。猫とすれ違ったり見慣れない花をただ見る。仕事の昼休みでもいい。例えば遠藤憲一が上司で、「よーしいい天気だし遠回りしてコーヒー買って帰ろう」とランチの帰りに言い始め、「ええっ、ミーティング間に合います?」「大丈夫大丈夫」なんて言い合いながらオフィス街を歩くのもいいですね。ちなみに私の理想の職場は舘ひろし柴田恭兵浅野温子がいることなのだけれど話し始めると長いので割愛する。

散歩以外だとピクニック。ピクニックができる気候が本当に少なくなったと思う。ピクニックにはサンドイッチやお惣菜屋さんで買ったハムやチーズを、おしゃれに盛り付けなくていいから友人たちでつまんで周りの景色を楽しむのがいい。無邪気に走る大きい犬とか、太極拳をする人たちを見る。ピクニックの理想的な終わり方を考えたのだけれど何も思いつかない。ピクニックが終わるのは悲しいことだから。実は自分を慕ってくれる人がいて、私がさみしい思いをしないよう解散したあとでコーヒーに誘ってくれるとか、そういったイベントでもない限り。

屋外での飲食といえば、やはり秋刀魚を七輪で焼きたい。七輪、いつか買うときがくるだろうか。ずうっと昔、実家に七輪のある時代があったけれど。

夜は長くても寒くないということで、表に椅子とブランケットを出してランプの中で本を読むのもいい。魔法瓶にルイボスティーやチャイを入れる。そういう読書会を企画してもいいかも。大体私は夜型なので、朝よりも夜の読書会のほうが俄然やる気が出る。

そういうわけで、やはり秋は2ヶ月くらいほしい。一体どうすればいいのか。

日記らしい日記

朝、気圧性の頭痛を感じる。私は気圧が上昇するときに頭痛を感じやすい。薬を飲み、スリランカで教えてもらったデトックスウォーターを飲む。温かい水にターメリックとレモン、はちみつをティースプーン1杯ずつ入れたもの。そのあと少しだけヨーグルトとグラノーラにはちみつをかけたものを食べる。

出かけようとして、雨が降っているので一度戻り、レインブーツに履き替え傘を持つ。中野に向かう。中野にある『台湾バーガー 福包』という店でランチ。麺線、葱餅、角煮バーガーという欲望だらけのチョイス。どれも小さいサイズなので無理せず食べられてよかった。店の雰囲気もよく、「東京異国料理散歩」のZINEのVol2に書きたい。

しばらく中野を歩く。中野は若者が多いと思う。自分の住んでいる街に老人が多いだけかもしれないが。マルイに入ったら一階が食べ物ばかりで少し驚いた。個人経営のカフェに入り、ブレンドを頼む。ガトーショコラも頼む。昨日、王谷晶さんの『ババヤガの夜』を一気に読み切るほど楽しんだので今日は彼女のエッセイ『40歳だけど大人になりたい』を読む。名文が多すぎてここには書ききれないくらいだ。

 

 

仏教においては地獄には等活・黒縄・衆合・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・阿鼻の八大地獄があるとされているがこれは誤りで、ここに「小学校の体育」を含めた九大地獄が真の地獄である。

 

 

誰とでも広く浅く軽やかに付き合えるのが大人だと思っていたし、それが無理なくできる人もいると思うけれど、そうではなくて、大人の人付き合いって、「自分が今どれくらいのキャパを持ってるか」確認しながら社交することなんじゃないだろうか。

 

---『40歳だけど大人になりたい』より

 

 

よく食べたのでその後数十分歩き続ける。音楽も聴かない。見知らぬ道を歩く。

 

野菜や調味料を買って荷物たくさんの状態で帰宅。先日のスリランカ旅行のことをZINEにしようと思い、Evernoteに向かって書きつけていた文章をいくらか直す。

 

9月の振り返りがほとんど書けなかったのは私がやや燃え尽きているからだと思う。ある区切りを境に力が出てこなくなっている。対人関係にもそれが出てきている気がする。自分からなにかしようと思えない。けれど相手から望むものが出てこなくて、勝手に失望している。よくない状態。けれどこうして出かけたり、昨日は新しい財布を買ったりしているのは少しずつ改善されている状態なのだと思う。

 

夜ご飯はパートナーと家で食事。作り置きのスパイスのスープと、塩麹漬けになったホッケを焼いたものと、小松菜と舞茸のナムル。スパイスと和食が戦ってる感じがするけれど悪くない。

 

 

ひたすら焼き浸しの夏

今週のお題「この夏よく食べたもの」

茄子とオクラの焼き浸し

茄子とオクラの焼き浸し

 

この夏は焼き浸しばかり作った。フライパンに油をたっぷり敷いて、茄子やオクラ、ピーマンをしっかり焼き、薄めためんつゆを入れて沸騰させて冷やすだけ。楽である。なぜこの夏たくさん作ったかというと、野菜の価格が比較的安定した地域に引っ越したからだと思う。前住んでいたところはスーパーが少なく、夏だからといって夏野菜がお買い得…ということはあまりなかった。今住んでいるところはスーパーが複数あるので健全な価格競争が行われている。ありがたい。

焼き浸しはそのまま食べてもいいし、冷奴と合わせてもいいし、豚しゃぶ、そうめんとなんでも合う。

あと何回この焼き浸しを作るんだろう。

8月の振り返り、生きるだけで精一杯だった

8月は月初から仕事がハードモードになってしまい、やりたいことよりもどう生き抜くかが全てになってしまった。ピラティスも4回いくはずが3回、平均歩数も6000歩ぎりぎりである。

仕事がハードモードになると、精神的にも肉体的にも負担がくる。

肉体的負担は引っ越し先から行けるマッサージや鍼に行ってみたのだけれど、これがどれも微妙だった。決して悪いわけではないのだけれど、肉体的な課題は解決されていない。少し楽になったくらいだ。私の肉体疲労が酷すぎるのかもしれない。私が何度か行ったことのある鍼のなかで最も良かったのは、お腹から始まり、足、腕、肩、首、顔、頭と順番に刺してもらうやつだった。がっつりしたマッサージもないのに、施術が終わるとスッキリしたものである。時間をかけてもいいから再びあそこに行くべきか。

 

精神的な負担についてはもう切り替えるしかなかった。もやもやしたところで事態は改善しないと割り切らないと、大事なプライベートの時間を台無しにしてしまう。わかっていてもわりと何度もため息をついてしまった。無理やり好きなカフェに行ったり、時間をかけてお風呂に入ったりした。

お風呂は気持ちの切り替えのためにはとても良い手段だと思う。旅行や鍼灸のようにお金はかからないし、ちょっと良い入浴剤を使うだけで充分である。夏の冷えやすいお腹も温められるし。最近はYOLUやクナイプの入浴剤を使っている。

ひとまず9月半ばには色々改善して、ZINEの記事をどんどん書きたい。

 

気持ちの切り替え方

気持ちを引きずることが久しぶりにあったので、友人に「気持ちの切り替え方ってどうしてる?」と聞いてみるといろんな答えが返ってきた。自分を思い切り甘やかすために三食UberEatsにするとか、映画やドラマを一気見するとか。それを聞いてさすがだなぁと思った。ちゃんと切り替える術を持っているんだ。

私は苛々したり悲しいことがあると、わりと理屈でその気持ちをねじ伏せてきた。「今自分がなにか考えても特にこの状況は変わらないから、無駄なことはしない」と結論づけてきたと思う。無理矢理感は否めないけれど、実際それでなんとかなることもあったのだ。事実、自分がもやもやしたところで状況が改善することなんてほとんどない。

 

でも何かもっとよいスイッチみたいなものがほしいんだよなと思う。プロのピッチャーは相手のバッターにホームランを打たれてもすぐに切り替えられる。ほんの数秒で。あれくらいになりたい。

しかし切り替えのスキルがすごそうな選手でも、こんなふうにインタビューでは答えている。

 

野投手「打たれて落ち込んでも、また次の日に試合がやってくる。気持ちが切り替えられなくても、それでも投げなくてはいけない。抑えなくてはいけない。転んでも何度だって立ち上がる。その繰り返しが大事なんです」

(2ページ目)「転んでも何度だって立ち上がる」オリックス・平野佳寿投手から学ぶ、落ち込んだ時に大事なこと | 文春オンライン

 

 

ほ、ほんとに??こんな感じで切り替えてるように見えるんだけどな

www.youtube.com

 

大谷翔平だって失敗するし、大事なのはそのあとだから、「次のことに集中する」「そのために自分を万全な状態にする」が一番なのかもしれない。なんだか結局理屈でねじ伏せてる感じもするけれど…。

 

あとは散歩かな。最近、暑くてなかなか歩く時間も減ってしまった。体を思い切り動かすのはよいかもしれない。

 

 

カフェは薄暗いほうがいい

引っ越してからカフェ難民だという話を書いたけれど、そもそも私のカフェに対する理想が高すぎることは自覚している。清潔で、静かで、店員は品が良く、音楽をかける場合は選曲のセンスが良く、禁煙で、そして言うまでもなくコーヒーや食事が美味しいこと。これだけですでに多くのカフェが振り落とされているだろうに、加えて私は「薄暗いこと」を条件につけたい。

体質なのか、私は幼い頃から明るすぎる場所が苦手だった。日陰のないビーチに長時間いると頭痛になった。日本で猛暑が増えるよりもはやくサングラスを着用するようになった。そんな私が明るすぎるカフェで落ち着けるはずがないのだ。明かりなんて本が読めるくらいで充分である。

カフェではないけれど、最近ドラッグストアにいくと想像を絶する明るさと騒々しさで疲弊してしまう。小さなテレビで商品の広告を流し、店内のアナウンスもあり、明かりは異常に明るい。地獄である。

話をカフェに戻すと、この条件に合致するカフェは私の知る限り数件しかなく、結局のところ神保町の近くに住むしかないのではないかと思う。首都が大阪にでもなって、東京の家賃が下がってくれないだろうか。

ところで今日、なるべく薄暗そうなカフェに入ったらほどよい具合だった。店主の好きなジャズのCDが並び、オーディオセットも質が高そうだった。しかしコーヒーとクレームブリュレで合わせて700円とは驚いてしまった。潰れてしまわないか心配である。