ガガからパワーをもらう

レディー・ガガの来日公演に行ってきた。29日の東京ドーム公演だけ行くつもりが、運良く30日の見切れ席も手に入れることができたので奇跡の2日連続参戦。

レディー・ガガ "Paparazzi"のパフォーマンス

レディー・ガガ "Paparazzi"のパフォーマンス

 

アルバム"Mayhem"にふさわしいダークで激しい演出から始まる。全体的にオペラのようなステージ展開でそれぞれテーマがあり、一瞬も見逃していられないほど見応えがあった。ガガの歌唱力はマイクが要らないんじゃないかと思うほどパワーがあり、ダンスはドームを動かす勢い。何度も"Put your hands up!!"と観客を煽ってくる。

舞台芸術も解体新書がほしくなるくらい謎めいていた。映像でガガが砂浜に落ち、実際に落下地点でガガがガイコツと歌う"Perfect Celebrity"は本当に砂(もちろんステージ用だと思う)に横たわって歌っていたし、そのあとそこからダンサーたちが現れるのも驚き。

30日のライブでは終盤でアメリカの不当な移民取り締まりについて胸を痛めていることを語ってくれた。

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あのスピーチを聞いてLittle Monstersがどう感じたのかわからないけれど、私は涙腺が完全に決壊した。アメリカは私が幼い頃住んでいた国で、私のアイデンティティは間違いなくそこで培った部分が大きい。どんな人種にもチャンスがあり、多くの人が愛と敬意を持ってくれると子供の頃信じていたから、今の状況は遠い国から見ていても筆舌に尽くしがたいものがある。

 

アメリカのアーティストが公の場でああいったことを話すのはかなり勇気がいる状況だと思うけれど、ガガはそれを口に出してくれた。あの場はガガの苦しみも喜びも伝わってくるような不思議な空間だった。

 

最終日のサプライズソングで"Hair"を歌ったとき、学校に馴染めないときのことを歌ったんだと話していた。近くの人たちがすすり泣いていた。同じような気持ちでこれを聴いてきた人たちがいたんだと思う。




I've had enough
This is my prayer
That I'll die living just as free as my hair
I've had enough
This is my prayer
That I'll die living just as free as my hair

I've had enough
I'm not a freak
I just keep fightin' to stay
Cool on these streets


もう耐えられない
これが私の祈り
自分の髪のように自由に生きて死ぬ
もう耐えられない
これが私の祈り
自分の髪のように自由に生きて死ぬ


もう耐えられない
私は変人じゃない
この街でクールな自分でいるために戦い続けてるだけ

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ダンサーたち、楽器奏者たちそれぞれの見せ場があり、最後はダンサーとガガが手を取って一列に並んでお辞儀するという、ガガ・ファミリーの一体感がある公演だった。最後ガガが一人で何度もお辞儀するところにも、ガガらしさを感じた。

 

間違いなく世界トップクラスだった。ガガの乗り越えてきたこと、体現してきたことを見てたくさんパワーをもらったので、頑張れると思う。ちょっと今つらいところにいるけれど、きっと大丈夫。