私がRadioheadをはじめて聞いたのは中学生の頃で、その頃周りはラルクとかGLAYを聞いていた。小室哲哉は全盛期だったし、浜崎あゆみの曲を聞かない日はなかった。別にそれらのアーティストを非難するわけじゃない(というかカラオケに行ったらめちゃ歌う)が、あの頃私の鬱屈とした気分とマッチするのはRadioheadだった。あとブランキー。
トム・ヨークが来日して、SNSにライブ映像を共有したり思い出を語る人たちがわんさか現れて、「みんなこんなところにいたのか」と思った。私みたいにどうにもできない思いを彼の作った曲に重ねて、心を助けられていた人たちはこんなにもいたんだな。
チバユウスケの命日に涙を流す人も、LINKIN PARKの再始動に心を踊らせる人も。こんなところに、こんなにたくさんいたのか。