人の日記を読む楽しみ

人の日記を読むのが好きである。

人の日記といえば、一番最初に思い出すのはmixiである。mixiは大学生の頃、ほとんどの知り合いがやっていた。今日はどの授業を受けたとか、誰と食事したとかマメに書く人もいれば、つらつらと自分の感じたことを書いている人もいた。そういった文章を読むことが、その人と話すこと以上に面白かった気がする。会話では知ることのない一面がよく表れていたから。普段明るく社交的に振る舞っている人が、こんな鬱々とした気持ちを抱えていたんだと知ったときはほっとした気がする。親近感を感じたのかもしれない。大学生の頃は私以外のすべての人が優秀で輝いているように見えた。

今、mixiのように日々の日記をひっそり書いてコメントし合う場所はインターネット上でないように見える。一番近いものがはてなブログかもしれない。

ここ最近だとはてなで日記を読む。特定の誰かの日記を必死に追うことはなく、投稿されている日記をぽつぽつ読んで、今日もそれぞれ生きていたという実感をそこで得て満足する。

けれど自分の日記になると、ここ数日はろくに書けることがない。今日はオフィスに出社する予定だったのに、朝のミーティングが長引いて(それは私のせいなのだが)結局出社する機会を失った。昼ご飯は近所にできた中華料理屋に行って油淋鶏を食べた。連日混んでいるので美味しいのだろうと思ったら、びっくりするほど平凡な味で、大学の学食のようだった。もう一度食べたいとは思えない。友人にこの話をしたところ、この店は夜が美味しいという噂を聞いたらしい。そんなことがあるんだろうか?昼は平凡で夜になると突然美味しい中華料理屋なんて聞いたことがない。

仕方がないので今度夜に行って確かめることにした。これで本当に夜だけ美味しいのだとしたらなんとも不思議な店である。